ノースフェイスは1968年にアメリカで誕生したアウトドアブランドで、正式名称は「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」といいます。創業当初は登山者向けの製品を中心に展開しており、そのため機能性や品質の高さには定評があります。さらに高い機能性に加えて、ファッション性のあるデザインも魅力で、アウトドアシーンはもちろん、タウンユースとしてカジュアルに着こなす人も多く見られます。
こうした背景から、ノースフェイスはアウトドアブランドの中でも屈指の人気を誇る存在となりました。しかし人気が高い分、偽物(コピー品)が多く流通しているのも事実です。偽物はぱっと見では見分けがつきにくいものの、実際にはタグやロゴなど細部にチェックすべきポイントがいくつもあります。
この記事では、偽物のノースフェイスを見分ける方法を詳しく解説します。ジャケットやリュックなどアイテム別に本物との違いも紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてください。
中国・ベトナムは偽物流通の中心地とされる
偽物のノースフェイスはさまざまな地域で製造されていますが、とくに流通が多いとされるのが中国とベトナムです。
中国は世界的に偽造ブランド品の大きな供給地として知られており、OECD(経済協力開発機構)とEUIPO(欧州連合知的財産庁)が発表した国際調査レポート「Global Trade in Fakes」でも、香港を含めた地域が偽造品流通の中心であることが示されています。
また近年はベトナムでも模倣品の摘発が相次いでおり、ハノイやホーチミンの市場では2025年上半期に数百万ドル規模の偽ブランド品が押収されたと国際メディア「FashionNetwork」が報じています。観光地のショップや市場にコピー品が並ぶケースもあるため、旅行時には注意が必要です。
ただし留意すべき点として、中国やベトナムはノースフェイス正規品の主要な生産拠点でもあります。正規工場で作られた商品と模倣品は見た目だけでは判別しにくいため、購入時には販売ルートやタグ、縫製などをしっかり確認することが重要です。
「スーパーコピー品」や「N級品」と呼ばれる製品は精巧に作られており、外観だけでは本物と区別がつかない場合があります。いっぽうで、安価な粗悪品も数多く出回っており、ランクによって購入者が直面するリスクも変わってきます。
たとえば粗悪なコピー品はすぐに壊れるなど品質面でのリスクが高く、健康被害につながる可能性も否定できません。逆にスーパーコピー品は本物と誤認して高額で購入してしまうリスクが大きく、金銭的損失につながります。また、正規工場に近い環境で生産されたものであっても、保証や修理が受けられなかったり、正規の資産価値が認められないといった問題が発生します。
いずれにしても、どのランクの偽物であっても安心して使用できるものではなく、結果として大きな損失やトラブルにつながりかねない点に注意が必要です。
またコピー品でなくとも、正規品の工場からB級品や余剰生産品が流出し、非正規品として販売されているケースもあります。それらは本物同等の素材や機能性を使用しており、高品質であることが多いのですが、何らかの欠点がある場合が多いです。
買取専門店がチェックする真贋ポイント
ここからはノースフェイスの偽物を見分ける方法を紹介します。必ずしもすべての偽物に当てはまるわけではありませんが、よくあるパターンを知っておくだけでも十分な対策になるので、しっかり押さえておきましょう。
ブランドロゴの刺繍が歪んでいないか

YKK製のファスナーを使用しているか

タグの文章が自然であるか

【ダウンジャケット編】ノースフェイス偽物の見分け方

ブランドロゴや刺繍の配置が定位置にあるか

ノースフェイスのブランドロゴには定位置があり、基本的には左胸のあたりに配置されています。ただしロゴマークが右肩・左腕・背中中央部分に配置されているものもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
そのため上記以外の部分に配置されているアイテムは、偽物の可能性が非常に高いです。また、前章で紹介したロゴや他の刺繍のクオリティも忘れずチェックしておきましょう。
ゴアテックスには特に注意を

GORE-TEX(ゴアテックス)は、多くのアウトドアブランドで使用されている世界トップクラスの水準を誇る防風透湿性と、耐久撥水性を兼ね備えた高機能素材です。ノースフェイスでも多くの人気商品に使用されているので、その分偽物も多く出回っています。
ゴアテックスのロゴには「GORE-TEX®」と「GORE-TEX®XCR」の2種類があり、両方の特徴を抑えておきましょう。
ロゴマークのクオリティで判断するのも可能ですが、「®」の有無や位置が異なるケースも多くあります。「®」は基本的にTEXの後ろにしか配置されていませんが、中にはXCRの後ろについているものもあるので注意が必要です。
【リュック編】ノースフェイス偽物の見分け方
バックルが隆起しているか

ノースフェイスの登山用などのリュックのバックルは、緊急時に笛の役割を果たすのをご存じでしょうか。そのため本物のバックルの留め具には隆起している部分があります。以前までは普段使用のリュックにも搭載されていましたが、現在は主にアウトドアシーンで使用するリュックにのみ搭載されています。
一方で偽物のリュックにはこの笛が搭載されていないものが多く、そういったものは基本的に平たいデザインになっています。中には笛を搭載している偽物もありますが、本物と比べればその違いは一目瞭然です。購入する前に笛が搭載されているリュックか確認し、笛が搭載されているタイプであれば上記の特徴を押さえておきましょう。
底部分が分厚い造りになっているか

購入前に実際に触れることが可能であれば、リュックの底部分を確認してみましょう。本物と偽物では使用している品質や素材が異なり、本物は機能性が高く分厚い作りになっています。
いっぽうで偽物は本物よりも安い素材を使用しているので、底の部分が薄く貧弱な作りであることが多いです。手触りの感触も若干異なり本物と比較すれば容易に違いがわかるので、こちらも確認を怠らないようにしましょう。
【ノースフェイス偽物を見抜くための最重要ポイント】
内タグ(洗濯表示・品番): ゴールドウインの有無、フォント、日本語をチェック!
ロゴ刺繍・プリント: 質、文字の繋がり、フォントを本物と比較!
ホログラムシール: 輝きとデザインを確認(※付いていないモデルもある)
縫製・パーツ類: 雑な糸始末や安っぽいパーツは危険信号!
販売価格と購入場所: 「安すぎる価格」と「怪しい販売元」は絶対に避ける!
モデルごとの特徴: バルトロの ダウン量、ヌプシの刺繍など、各モデル特有の弱点を知る!
安全性について心配される方には、安心して利用できるサイトを一つご紹介できます。
| コミュニティ名 | misswshop ファッションシェアリング | 
|---|---|
| コミュニティの種類 | 市民活動団体 | 
| 代表者 | misswshop ファッションシェアリング | 
| ジャンル | スポーツ・アウトドア / 観光・レジャー / 社会活動 | 
| 活動エリア | 北海道札幌市白石区 / 北海道鹿部町 / 北海道浜中町 | 
| 主な活動日・時間 | 朝 | 
    
| 活動費 | 
          無料 | 
    
| 関連サイト |